2013/10/2 Wed

日常のこと

常識という言葉で測る非常識さ加減

病室の窓から見た夕空

療養生活3日目。ようやく今の状況を脳が納得し始めたみたい。不自由なら不自由なりに、使える部位でできることをしていこうという気になった。

この数週間、「常識でしょ」って言葉を耳にして違和感を覚えるシーンが何度かあった。

なぜ違和感を感じたか…。その答えはいたってシンプル。初耳だから。

私の経験則から言うと、「常識でしょ!」と口にする人は、往々にして「語彙」の少ない人が多い。また感情的になりやすい人に多いとも感じる。そして稀に面倒くさがりの人もいるかな。

「この業界では常識」とか「ここでは常識」など。そもそも、業界や場所を特定しているなら「常識」とは言わない。言葉の意味を知らないで使っている、何とも恥ずかしい人たちだ。

あ、そうそう。この言葉を頻繁に使う人は、自信のない人が多く、褒めてもらいたいと思っていても、褒めてくれる人が周囲にいないことがある。幼少期のトラウマが影響していることがあるとも言われているが、こういった人がリーダー的立場にいる場合、「裸の王様」になりやすいので注意が必要。

ただその場合、常識という言葉を盾に防御を始めたら、時すでに遅しだろう。本人に一度「辞書を引く」という事が出来なければ、悲惨な結末が待っているだけ。

いよいよ明後日にメスが体に入るらしい。まだしばらくは不自由が続くが、心強い味方がたくさんいてくれるから乗り切れると思う。