皆さんは既にこの本をお読みになっただろうか?
何ヶ月か前に出張が続いていた頃、かねてより人に薦められていた「行列ができる保険代理店の作り方」を手に取り新幹線に乗った。そして片道2時間足らずの移動時間を利用して目を通し、大きな衝撃を受けた。
保険代理店として、ここまでのことを考え、そしてそれを貫く姿勢は皆が気が付いていてもできないではないか…。そう感じたのを今でも鮮明に覚えている。
そして先月、関西への出張の折に加藤氏の事務所に飛び込み、ご挨拶をさせて頂いた。事前のアポイントもなく、ただ本を読んだ単なる一読者である私の突然の来訪を嫌な顔をせず受け入れて頂き、お名刺交換までしてくださった。
それから1ヶ月半。
私はどうしても加藤氏のお話を伺いたく、先週改めて京都に乗り込み、加藤氏の事務所を訪問してきた。今回は本に書かれている内容についても然ることながら、加藤氏が運営しているサイト「保険相談ホームページ.jp」について色々と教えて頂きたかったというのが大きな目的だった。
前回飛込みで訪問した時に、既に私は当社で「保険ウェリナ」を企画運営していることはお話ししてあった。保険代理店にホームページを提供し、それを全国版のポータルサイトのもとで運営する点において、「保険相談ホームページ.jp」と「保険ウェリナ」は、似たコンセプトなのかも知れない。もしかすると招かざる客ではないか?
そんな心配をしていた私は、恐る恐る言葉を選びながら会話を始めたのに、加藤氏は本当にいろいろなことを私に語ってくださった。「保険相談ホームページ.jp」をどんな手法で展開しているのか、どんな方法でクライアントである保険代理店に提供しているのか、金額は幾らか?など。その一つ一つの情報がとても参考になり、またこれまで自分がやってきていることに間違いはなかったのではないかと感じることさえできた。
保険を扱う代理店としてホームページの活用を考えるのであれば、「ネットvsリアル」と相対する考えではなく、「ネットandリアル」として“使いこなす”ことを目指すべきだと私は考えている。ネットにはできる限り代理店が顔を出し、そしてたくさんの情報提供、お客様から頂く喜びの声を掲載。保険というカタチ無いものだからこそ、ネットには「人間味」が必要ではないか。これまで半ば手探りで続けてきた活動も、加藤氏の著書に出会い、そして今回1時間に渡り情報交換をさせて頂き、改めてそれが間違いでなかったと感じることが出来た。
私は2年近くも前に保険代理店経営からは離れ、今はシステムの運営に専念しているが、今でも保険代理店経営の最前線にいて同じようにホームページ運営まで行っている加藤氏が、「ネットandリアル」を実践し「人間味」をネットというデジタルの世界に持ち込んで成功している。
今回の京都訪問は、私にとって忘れられない一日となった。
自ら本の著者に会いに腰を上げたことも初めてだったし、保険ウェリナで目指しているコンセプトと近いサイトと出会ったのも初めて。そして何より、加藤氏という素晴らしい保険代理店経営者とお近づきになれたことで、また少し私も成長することが出来たのではないか。
また機会を頂けることがあったら、今度は保険ウェリナの話をさせて頂きに、京都を訪問したいと思っている。