2012/1/25 Wed

仕事のこと

銀座四丁目の交差点

最近、私は「読書」に目覚めました。

こんな宣言をしてしまうのですから、それまでの私の読書量が簡単に見抜かれてしまうかと思いますが、私はこれまで「アレルギー」が付くほど、活字が苦手でした。どちらかというと、耳学習と体験学習を好む体質だったのですが、ようやく読書に目覚めました。もちろん、それまでも月に数冊の本は読んでいましたが、このところは1日に数冊の本を読んでいます。

最近読んだ本の中で、インターネット企業として日本で最も有名な企業『楽天』の三木谷浩史氏の本があります。

「成功へのコンセプト」

少し古い本ではありますが、三木谷氏が楽天を立ち上げた頃のことが書かれています。楽天は1997年に三木谷氏と2名の社員で立ち上げ、現在に至るのですが、三木谷氏は実際の商店街を自ら営業に回り、

「楽天というインターネット商店街を“銀座四丁目の交差点”にする」

とまだインターネットに馴染みすらない、商店を軒並み訪問したとの事。

皆さんもご承知の通り、今や楽天は流通総額1兆円を超え、アクセス数を考えると、銀座四丁目の交差点を遥かに凌ぐ、仮想商店街として不動の地位を獲得しています。インターネットが地域差を無くし、情報の壁を壊し、そして時間の拘束を解いていく。場所にとらわれることなく、必要な情報を入手でき、そしてそれがいつでも可能になった。

インターネットはあっという間の速度で、私たちの日常生活に無くてはならない物になり、更には私たちの生活を快適で便利なものにしてくれている。しかし、このように考えるのは、インターネットを人生の過程で使うようになった、私たちの世代までで、物心ついた時からネットに触れてきた世代にとっては、インターネットはあって“当たり前”の物。そして、この世代の人々が間もなく社会に飛び出してくる。いえ、もしかしたら、もう社会人として働いている人もいるのかも知れません。

三木谷氏が仮想商店街「楽天」を銀座四丁目の交差点にすると考えた時から15年。もう既に遅いかも知れませんが、インターネットにたくさんの保険代理店さんが、「保険に関する情報」発信する場を作る。

それが私が毎日考えている一つの事です。

保険は形ない物。商品が前に出ず、説明が必要な商品。インターネットとは相性が良いとは言えないかも知れません。

「どんな保険に入るかというより、誰から保険に入るかが大切」。だからこそ、保険代理店さんがたくさん集まるサイトを作っています。

それが保険ウェリナ。三木谷氏の楽天にはまだまだ敵いませんが、日本全国の保険代理店さんがたくさん集まってくれるサイトを目指します。