2012/6/15 Fri

仕事のこと

何事にも自由な発想を・・・。

何事にも自由な発想を。

そんなタイトルをつけてみたものの、何を書き出していいのか、まだまとめられない自分がいる。それは、昨日から頭の中がモヤモヤしているからだ。いや、そんな簡単なことで言い表せるようなものじゃないのかも知れない。こんな感覚をいつも与えてくれるのは、5年近く前から付き合いのある、ある人の存在があるからだ。

昨日、その信國大輔氏が主催する「次世代型労働モデル研究会」という会に参加してきた。次世代型労働モデルなんて大きなタイトルをつけた会合には、普段の私ならば参加するどころか、参加を検討することはなかっただろう。しかし、今回は信國大輔氏が声をかけて集めているのだ。

ただ私の顧客でもある信國大輔氏に会いたい気持ちで会に参加する事にした。理由は単純な事。

しかしそんな気持ちとは裏腹に、参加したことを喜べる自分がそこにはいた。私は日ごろから抱えている悩みや思いを、気がつけば見ず知らずの参加者と一緒に話し始めているのだ。それだけでも株式会社びりかんの信國大輔氏は優れた男。街にあふれるカウンセラーやコンサルタント、はたまた占い師なんかよりも貴重な存在かも知れない。

間違いない男だと私は彼を思っているから、最初に出会ってから5年たった今も、変わらずこの年下の男に惚れている。

次世代型経営モデル研究会の会場には、40人を超える参加者が集まった。皆年のころも、置かれている立場も経験も違う人ばかり。そんな集まりは今までに参加したことはない。信國大輔氏の素晴らしいところはここにも表れている。

次世代型労働モデル研究会

一夜あけると、昨日感じた自分の感情や思いは確実なものになっていた。なぜならば、今日私にとっては大きな変革と改革の一日だったからだと、今日という日が終わった今は思うことができる。私は保険ウェリナなるものを企画運営し、毎日自分の手をかむサメのような行動をしている。そんな私が世間に向けて…、いや自分に向けて大きな第一歩を踏み出すことになるだろう一件を涼しい顔でやり遂げようとしているのも、それは一緒に働いてくれている仲間による大きな力。

私が思いを込めて運営している保険ウェリナは、本日新しいサービスのリリースに踏み切った。それは自らの手を、自らで噛む行動。保険屋としても活動する私が、他の保険屋さんと消費者をつなぐアナログのサービス、その名も「保険ウェリナのコンシェルジュサービス」をリリースした。

このサービスでは、保険屋である私が、保険屋と消費者の出会いをアレンジする。

こうなればやけ・・・。

そんな気持ちで始めたわけではない。ただ、正しく消費者がウェリナを運営するブランチにめぐり合うこと。それをネット以外でもアレンジしたいと考えての発想。その一つに尽きる。

この世の中には、驚くような業績をいとも簡単に挙げる部類の人種がいる。そしてそれをいともたやすく人に勧めてくる人間もいる。私はそんな人たちに憧れなど、微塵も感じない。

育てる力と生む力とでは、全く何も共有するスペースはないから。その気持ちがなければ、今の私はこの世の中にいないのかも知れない。信國大輔氏。彼は本当にすごい。

次世代型労働モデルについては、私も生涯の検討モデルとして、その知性を高めていきたい。もちろん本気でそう感じている。ただ、もし私が信國大輔氏に反論するとすれば、彼のやっている事は凡人には成しえないという事。そして、彼の会社の中に私と同じ感触を持つ人間が現れた時、いったい彼はどんなそぶりを見せるのか。いつか彼に聞いてみたいとも思う。彼ならどうするのか?

言いたいことを言える環境。それは理想郷にしか過ぎない。誰もほめてくれない環境に置かれて、ただ自分の力で這いつくばり、そして全ての不幸を一手に引き受ける気持ちと覚悟ができた人間にしか、その理想郷は現れない。それが私の素直な気持ち。

だからこそ、私は保険ウェリナのコンシェルジュサービスを軌道に乗せたい。これまでのウェリナとは違い、機能を提供し、それによって保険屋さんと消費者との懸け橋を担うことを目指してきた。その集大成として、機械仕掛けだけではないヒューマン要素を組み込んだサービスとして、このコンシェルジュサービスのリリースにたどり着いた。

彼に追いつくまで、そして全ての人を幸せにした暁に有る、自分自身の幸せに誇りと勇気を持ち続け、いつかこのモヤモヤが晴れる日が来ることを願っている。そこに今いる仲間すべての人と立ってみたい。それこそが八番目の海なのかも知れないな。