普段は出不精な性格で、よほどの事がないと旅に出ない自分自身ですが、ひょんなことから突然決めて福岡へ旅に出ることにしました。
きっかけはお誘いされたpaypayドーム
仕事上の知り合いってことではなく、気の合う飲み仲間って思える方が「福岡に野球観に行かない」とゆる~い感じでお声がけいただきました。
普段だったら、急な旅は億劫に感じる性格。チケット取って宿とって、荷物まとめてってことを考えるだけでも面倒。そんな性格の私ですが、今回はなぜか「行ってみよう」と思いました。
なんでだろう…
そもそも「生まれた時から読売ファン」「生涯読売」と叫ぶほどのジャイアンツ愛に満ち溢れた(笑)人間なので、他球団の試合とか、そもそもパ・リーグの試合観戦は生まれて初めて。
過去に一度、横浜スタジアムにベイスターズのオープン戦に行ったときに相手チームがパ・リーグ球団だったことはあったっけ…
まぁ、今回はプレミアムシートでの観戦だったというのも一つ、重い腰を上げるきっかけになったのかなぁ。誘ってくれた方の会社が広告を出してて、その様子を会社の方々と観るっていうのが楽しそうだったので、paypayドームに行ってみることにしたのです。
東京ドームに比べ新しいという事もあるからか、それはそれは綺麗な球場で。野球の試合そっち退けで、ビールを飲み、ドームの屋根を見たり、あちこち眺めて楽しんでいました。
コロナ対策で入場制限があり、観客席がまばらになってるのは少々寂しい想いがありますが、鳴り物や大きな声の声援が無かったので、ピッチャーが投げるボールがミットに入る音とか、打者が打ったバットの音とかが、球場全体で聞こえたことは良かったかな。なんか「野球を観てる」って感じになれました。
誘ってくれた方に心から感謝です。
やって見たかったグルメ旅
そして楽しみにしてたのは、やって見たかった気ままなグルメ旅ができること。その土地の名物料理や、何となく気になるお店を探して気ままに入るってやつ。そういうのやってみたかったんですよね。
福岡のうどん
まず博多空港からpaypayドームに向かう前に立ち寄ったのが、福岡うどんのお店。以前、とあるテレビの番組で「福岡のうどんにはコシがない」という事を観ていたので、どんなもんかと…
大阪出身なのでやわらかいうどんも好きでしたが、最近の讃岐うどんブームというか…、そんなものの影響でコシの強いうどんばかり好んでしまっていました。
初めて食べた福岡のうどんは、確かに柔らかく「コシ」というものはあまり感じなかったですが、どことなく「弾力」があるように感じました。お出汁も透き通っていて、茶色い汁が苦手な関西人には嬉しいもの。
トッピングにごぼう天とお肉を付けていただきましたが、これまた旨い。大満足でした。
めんたい重なるもの
翌日は寝坊してしまい、ホテルの朝食に間に合わなかったので、早めに行動を開始。まずはランチに何かをという事でネット検索。某グルメサイトに出てきた「めんたい重」のお店に伺いました。
博多に来たんだから、やっぱり明太子は外せないんだろうなぁ…との単純な理由と、この日の食べ歩きのことを考えると必要以上に重くないものをということで、ホテルから20分ほど歩いて向かいます。
ランチタイムドンピシャに到着してしまったこともあり、20分ほど行列に並び…
圧巻のビジュアルですよね。明太子が一本ドカッと!
めんたい吸いなるお吸い物とのセットで2,000円強のお値段。美味しいのは美味しいんですが、何となく満足感が足りず。不発に終わった気分でした。Web屋がWebの情報に翻弄された瞬間。ちょっと考えさせられました。
暗い気分を変えてくれたお店
ランチを食べてお腹がいっぱいになった私は、博多の街の散策と目的の「赤ちょうちん」探しに…
しかし時間はまだ13時。そんな時間から開いているお店を見つけるのは至難の業です。テクテクと街を観ながら歩き、気になる裏道に入ったり、人通りを追いかけてついていったり。
見つけることができずにいたら、若者が集まるエリアに来てしまいました。お買い物を楽しむ若いカップルや家族がたくさん歩いていて、目的の「赤ちょうちん」は絶対に見つからないだろうと感じた瞬間に目に入ったお店。
店内の壁一面がボトルラックになっていて、そこに見たことも無いウォッカやジン、リキュールの洒落たボトルがずらり。
5坪ほどの小さなお店ですが、路面にあり入口は全面開放されていて、若い女性がカウンターにいました。何となく気になったのと、散々歩いて喉が渇いていたこともあって、吸い込まれるように店の中に。若い方向けのカジュアルなbarって雰囲気ですが、壁一面のボトルを見てみたいという気持ちが強く、若干場違いな感じがありながらもお邪魔。
聞くところによると、オーナーさんがヨーロッパで見たお店にヒントを得て作ったのだそう。
数々のbarに行きましたが、見たことが無いボトルがたくさんあり、どうやって使うんだと思うようなリキュールもあり、ちょっとした休息のつもりが、気が付けば4杯もいただいちゃいました。
博多弁の女性スタッフさんともお話させていただき、赤ちょうちんが見つからずに凹んでいた暗い気分も吹っ飛びました。こちらのお店は「西通りパーラー」という店名だそうで、念のためリンクしておきます。
自分のお店作りの参考になったような…
外せない鍋料理、今回はもつ鍋
素敵なお店で休息したのち、そろそろ腰を上げて動かないとメインの料理を食べ損ねてしまうと、後ろ髪をひかれながら移動を開始。飛行機の時間まで2時間となっていました。
何とか赤ちょうちんを見つけて帰る前に、ほっこり郷土料理を食べたいと思ったのですが、時間が3時という事もあって空振りの連続。そろそろタイムアップという時間で、飛び込んだこじゃれた居酒屋でもつ鍋をつつくことにしました。
ちなみにこの写真のお鍋の量で一人前。かなりのボリュームです。
居酒屋に入って、鍋だけ食べて出てくるのも申し訳ないと思い、お刺身も頼みましたが、鍋だけでお腹がいっぱい。残してしまって申し訳ない気持ちでしたが、もつのアブラに当たってしまったようで、思うようにお箸が進まなくなってしまいました。
味はそこそこ美味しかったのですが、飛行機の時間もあるしサックリと終了。
博多は初めての地ではなかったので、市街地から空港が近いことは熟知。いつもぎりぎりまで博多で遊んでしまいます(笑
ただ、次回はフライトの時間をちょっと考えないといけないかな。18時発だと、やっぱり飲む時間が限られてしまいますね。昼飲みができるかもと、油断してしまった自分に反省です。
移動時間に読んだ本
先日書店で何気なく手に取った本ですが、興味深く読むことができました。内容はミニマリズムに関するアメリカ人著書の訳本ですが、さらっと読むことができ、また頭の中がちょっとすっきりしたような気分になりました。
これまでの自分の苦悩やストレス(本人は全く自覚してなかったのですが)が、何となく道筋立てて解消できるのではないかと思えた内容。ミニマリストになろうと手に取ったわけではありませんが、考え方の参考として貴重な知識が得られたような気持ちになりました。
何のために「モノ」が必要なのか。なぜ不安に感じもがき苦しんでしまうのか。
という事が、スッキリと解決しそうな気分。何となくゴチャゴチャしている暮らしをしている方には、ぜひ読んでもらいたい一冊でした。
夏休みを取った週に、すぐ一泊二日の週末旅行に出てしまい業務がたくさんたまっているので、すぐには行動できませんが、しばらく落ち着いたら部屋の断捨離でもしてみたいと思っています。「モノ」にあふれた生活をしていて、本当なら満足感があるはずなのにストレスって。
今の自分が何をすべきなのか、ちょっと行動に移して、また旅にも出られるようにしていきたいと思った週末になりました。