この週末はまとまった雨が続いている。こんな時こそ身体は休めて、普段は集中して考えることができないことに思考を向けてみたい。
事業を行っていると必ず戦略を考える瞬間が訪れる。多くの保険代理店の経営者が口にすることが多いのは「人材」と「集客」。事業を拡大するためには欠かせないこれらのことにいつも悩んでいる。
私は彼らの悩みに触れる度に様々なアイディアを思い描くことがあるが、ストレートに口にすることはない。なぜならば直線的に悩みの解決策を話しても拒絶されて終わってしまうから。
言葉を選び一つずつ階段を登るように促せる戦略を見せるようにしている。ある経営者が実際に成功している戦略を見ている私であれば、結果がどのようになり効果につながるのか見えているが、そうでない人にすれば疑心暗鬼になってしまう。だからこそ伝え方には慎重になるべきだと考えている。
ただ不思議なことは、そんな経営者の全てが、普段は顧客のために保険の選び方を考え道筋を提示している。契約期間の長い保険は、その効果や結果をすぐには理解できない。その保険を顧客に伝える時、長い視野に立ち、そして顧客が想像しやすいように話し方を考えているはず。
そしてその考えは自らの戦略を考えるロジックと似ているはずなのに、話すと聞くとでは同じ人間でも受け入れ方が変わるようだ。
そんなことを考えながら雨の日曜日を始めている。私もサイト運営の戦略を考える一日にしてみたい。
