こんな気分に成れたのはどれくらいぶりか。落ち着いて過去を振り返る時間をかなり久しぶりに持つことができた。
意を決して勤めていた会社に辞表を出したのが30歳を終えようとしていた時。そう考えると、かれこれ9年もこんな時間の使い方を続けて来たと、ふと我に返ったように感じるきっかけを受ける。
ネットを活用したブランディング、ネットを活用した自己実現、ネットを活用したマーケティング、そしてネットを活用したパーソナライジング。色んな事を求めてやって来たが、ネットを通じて個人や中小企業がやれることは一つしかない。そう感じるようになった今、新たに取り組み始めた新規プロジェクトも半年を迎え、いよいよ軌道に乗りつつある。
そのことから個人や中小企業がネットを活用してやれることの微かな片鱗が見えてきたような気がした。
新規プロジェクトが半年を経過するにあたり、ブランディングも自己実現も、はたまたマーケティングもパーソナライジングも、ネットという過剰な期待に流されることなく、自らが持つ輝きや可能性を如何に言葉にするかが重要だと強く感じる。想いを形にする前に、想いを文章にする。想いを伝える前に、想いを口にしてみる。
そんな当たり前を教えてくれた新しい出会いと、その奇跡や可能性に、起業10年を迎える後ほんの少し先まで夢を見続けていきたいと思う。
恐れを感じて進んでも結果には繋がらない。恐れを感じて身を引いても何も変わらない。
だとすれば、覚悟を決めて、与えられた人生の時間と、与えられたかも知れない自らの可能性に賭けてみる。若くして何かを成しえたことより、苦労して掴んだ結果の方が輝きを失わないと信じて、あと2年頑張ってみる。
静かに降りしきる2014年の梅雨の雨に、静かに時間を過ごす時間を与えてもらったことを天に感謝する。